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薬師如来坐像(高宮町)
木彫、顔の造りや衣のひだの線に見るべきものがあり、町域では唯一の薬師如来坐像である。制作者、制作年代は不明である。像全体の金箔は後世のものと思われる。座高25cm、台座19cm(六角形)、光背は放射光で、円の径46cm、中に五弁がある。
口碑によると、元犬伏山薬師寺の本尊であったという。また、一説には犬伏山にあった福王寺が可部に移るとき、現在地に薬師堂を建て、坐像を安置して転居したという。以後この地を薬師と呼ぶようになったと伝えられる。
◆場 所 | 安芸高田市高宮町川根 薬師説教場蔵 |
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◆市指定 | 旧高田郡高宮町指定 昭和61(1986)年2月7日 |