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羽佐竹神楽団(高宮町)
【羽佐竹神楽】
毎年9月21日の夜に羽佐竹八幡神社へ奉納される神楽である。
本神楽の起源については、それを知るための資料とすべきものがない。しかし、演技可能の演目は全部で34種、このうちいわゆる新舞を除いても、なお22曲という多数の旧舞がある。
地元の所伝によれば、幕末のころ村民の垣内松太郎なる者が、石見国邑智郡阿須那の神職から神楽の伝授を受けたのが、この神楽の発祥であるという。これによって考えれば、本神楽は阿須那系神楽の大体を忠実に伝承しているとしてよい。(広島県の文化財より)
【羽佐竹神楽団の紹介】
◆ご紹介
羽佐竹神楽団は、四百有余年の歴史を持ち、昭和47年地域全戸(約130戸)を会員として羽佐竹神楽後援会を創立し、昭和54年広島県重要無形民俗文化財の指定を受け、平成3年には羽佐竹子ども神楽団を結成。子ども達に地域文化の学習と神楽後継者の育成に努めております。歴史と伝統のある羽佐竹神楽団の灯りを消すまいと日々研鑽を続けている。
◆主な上演演目
八幡、鍾馗、天の岩戸、悪狐伝、葛城山、下り八島、塵倫、日本武尊、八岐大蛇
◆公開日程
9月22日 羽佐竹八幡神社秋祭り奉納
10月 2日 羽佐竹剣山神社秋祭り奉納
11月22日 羽佐竹大仙神社秋祭り奉納
昭和54年3月 広島県の無形民俗文化財に指定
◆場 所 | 安芸高田市高宮町羽佐竹 |
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◆県指定 | 昭和54年(1979)3月26日指定 |