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梶矢神楽の鍾馗(高宮町)
【神楽(鍾馗)】
毎年10月29日の宵宮に舞われるこの神楽は、芸北地方の各神楽団が得意とする演目の一つで、梶矢神楽団の鐘馗(しょうき)はその精妙さで著名である。
この舞は、中国の金馗(きんき)の故事に材をとり、わが国の神話に趣向をかえて、素盞鳴尊(すさのおのみこと)が虚耗と言う四百余病の病魔の象徴を退治することを内容とし、右手に十束の剣、左手に病魔の正体を見破る茅の輪を持った素盞鳴尊と、鬼面で鬼棒を持った虚耗の争闘の場は勇壮華麗である。
(広島県の文化財より)
【梶矢神楽団の紹介】
◆ご紹介
所伝によれば、神社古文書により、江戸時代中期頃、羽須美村の斉藤宮司並びに三上宮司より伝授される。昭和29年(1954)広島県の無形民俗文化財 神楽「鍾馗」演目指定される。
◆主な上演演目
神降し、神迎え、岩戸、鍾馗、塵倫、貴船 他
◆公開日程
11月2日の氏神祭に沖原山神社及び亀尾山神社での神楽奉納
昭和29年4月 広島県の無形民俗文化財に指定
◆場 所 | 安芸高田市高宮町川根 梶矢地区 |
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◆県指定 | 昭和29年(1954)4月23日 |