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2024年12月09日 更新
桂城跡(吉田町)
可愛川(えのかわ)に面し、中山城とも三笠山城ともいわれる毛利氏重臣桂氏の城です。桂氏は、16世紀初頭に毛利一族の坂氏から広澄が分家してこの地に住み着いたことに始まります。毛利元就の本家相続後、弟の元綱の擁立を企て粛清された坂氏と同族であったため、広澄は自害しました。しかし、嫡男元澄はその後も元就の重臣として仕え、桂城は引き続き使用されたようです。城跡は丘陵上に西側・中央部・東側の3ヶ所にそれぞれ独立した郭群が造られています。
指定年月日:昭和43年9月1日
所 在 地:吉田町桂