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船佐・山内逆断層帯(高宮町)
この船佐衝上(しょうじょう)は、備北層群の泥岩層(でいがんそう)と、その上に不整合に乗っている甲立礫層(れきそう)の上に、図に示したように古い花崗岩(かこうがん)が北方から南方へ押し上げられ、乗り上げている。上の花崗岩体と、泥岩層、甲立礫層との境界面には粘土層が挟まれていて、この境界線が断層であることを示している。
この衝上は、数十万年前、この地方一帯が強い横圧を受け、激しい地殻変動のあったことを示すものである。また、中国山地を隆起させ、瀬戸内海を陥没(かんぼつ)させた洪積(こうせき)世の地殻変動とも深い関係をもつ地質学上貴重な資料とされている。
◆名 称 | 船佐山内逆断層帯 |
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◆よみがな |
ふなさやまのうちぎゃくだんそうたい |
◆種 別 | 天然記念物(国) |
◆場 所 | 安芸高田市高宮町佐々部 |
◆国 指 定 | 昭和36年(1961)5月6日 |